間違いの訂正も「自分で!」が、ポイント。
子どもが何かに取り組んでいるとき、横で「そうじゃない」とか「違うよ」と誤りを指摘すると、子どもが素直に聞き入れず抵抗するから困っちゃう、という経験はどのママにもあると思います。
大人が他人から間違いを指摘されると、素直に訂正する人もいれば、プライドが傷ついてカチンとし、逆ギレしてしまう人もいます。(悲しいけど、「ここ禁煙ですよ」と注意するのも怖い時代ですね)
モンテッソーリ教育では、「子どもも人格を持ったひとりの人間なので、人格を尊重して『間違えはあからさまに指摘せず自ら気づいて正していく』ように導いてあげましょう」と考えます。(これを「誤りの訂正」「自己訂正」等と呼んでいます。)
大人は毎日、大なり小なりこの、「自分で気づいて自分で訂正する」ということを行っています。例えば、
◆テーブル上の花瓶(お茶碗)を倒して割ってしまう。
→ 雑巾を持ってきて水を拭く、ほうきなどで破片を始末する。
◆プチトマトや苺のへたを取ってシンクに捨てるつもりが実を捨ててしまう(←私(^^;)
→ 慌てて拾って、洗う。
◆幼稚園ママの噂話に流されて、真実を確かめもしないで他人に先入観をもってしまう。
→ いけない、と思って改める。
◆後輩(あるいは年下の部下)の意見に耳を貸さない。
→ それはまずい、と気づいて意見を聞くようにする。
◆図らずも(うっかり)、入り口をふさぐ形で立っていた。
→ 気づいたら、すぐに道を開ける。
◆夕食バイキングで食べ過ぎた(^^;。
→ 明日は野菜生活しよう、今度こそダイエット始めようと思う(笑)。 など
「自分で気づいて自分で訂正する」。これが、ポイントです!子どもだって同じ。
ところで、モンテッソーリ教育の教材・教具にはどれも、使い方に誤りがあれば子どもが自然と気付き自ら訂正出来るよう「自己訂正」の工夫がされています。その工夫とは・・・、
・間違えると、ペアにならない、余る
・間違えると、こぼれる、あふれる、はみだす、汚れる
・間違えると、秩序が乱れて何か変な感じがする、美しく完成しない
・間違って扱うと、割れる、怪我をする
(モンテッソーリ教育で使う教具は「本物」であることが特徴なので) などなど。
子どもたちは誤りの状態に「あれ?なんか変だな」と自ら気づくと、自ら(自然に)進んでやり直しします。(※教師や大人が教具の正しい扱い方を最後まで丁寧に説明しないと間違いに気づくことも出来ないので、丁寧な説明も重要です。)
わかりやすいところでは、yukikoさんが最近紹介してくれた 「子ども用身だしなみドレッサー(鏡)」がそうです。
◆髪がぼさぼさ。鼻水が垂れている。口の周りにジャムがついている。
→ ブラシで髪を整える。鼻水をかむ。口の周りを拭く。
◆出掛ける前に姿を見たら、シャツがスカートやズボンから出ている。
→ きちんと中にしまう。ついでに笑顔も確認。
普段の子どもとの生活の中でも、
「間違いを指摘せずに自分で気づくように配慮して接する(うまくもっていく)」
ように語りかけると、子どものキーキーは減り、親のストレスもずいぶん減って穏やかに生活出来ると思いますよ!(実感)






