「モンテッソーリの発見」本より 「個性の建設 零歳~六歳の発達」
個性の建設
第一期(零歳~六歳)の発達を全体として眺めた場合に言えることは、この時期は、まずなによりも個人的な人格形成期だということでしょう。

子どもが必要としているのは、直接的な手助けではありませんから、このような助けを出そうとすれば、それはむしろこどもの成長を妨げます。こどもが 最も必要としていることは、大人の介入のないところで、全く自分の意識のままに、自由にふるまえるという可能性なのです。このような結果が満足できる状態 で得られるのは、特に用意された環境にこどもを置くのが、一番良いということだわかったのです。この整えられた環境で、自由に解き放たれて生活すると、こ どもは自分の力でいろいろなことをするようになったり、新たに道徳的、社会的な適正を身につけたりするばかりではなく、精神文化の面で、驚く程、早い習慣 を見せるようになります。これは、こどもがまだ「吸収精神」(ただし手を使った活動による)をもっているので、書いたり、読んだり、数の基本的知識を得た り、その他のたくさんのことも、すべて自発的にまた疲れも見せず、身に付けていくのです。
「モンテソーリの発見」(E.Mスタンディング著 エンデルレ書店)より抜粋
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